速い。Kフレディ選手の速さと安定感は郡を抜いている。2位には同じティーム・カムシックのGクリスチャンが入りティーム・カムシックの1-2フイニ
シュだ。3位はしぶとくJフォルチ選手。1〜4位をCクラスが独占する中、Mラグレィ選手がDクラストップの5位で確実に、しかも大きなポイントを
かせいでいく。各クラスの順位がポイントの対象で総合順位は関係なしというTGP独特のルールがドライバーたちを熱くさせると共に、このGPの特徴
である実際の参加者(ドライバー)中心の選手権であることを改めて痛感させる。
本当のクルマ(レース)好きが集まったスキもの選手権、それがTGPF-1だ。とてつもない金をかけて往年のマシンをそのまま再現するだけでは飽き足らず
勢いレースをしてしまう。しかもヨーロッパ全土を1年かけてサーキット(巡回)する。考えただけでも相当な資金力がなければできない芸当だ。それが
18台〜28台、圧巻だ。3〜4年に一度のクラシックカーフェアとは桁がちがう。まさにモータースポーツ発祥の地欧州ならでは。
かってのロングコースから全長4.556kmの現代風のレーシングコースに生まれ変わって久しいニュルブルッグリンだが、このクラシックGPにはかっての
ロングコースで開催して欲しかった……は、見る側のわがままかもしれない。
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