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1ヶ月の空白の後迎えた8月のドニントンは完全なウエットコンディションで決勝を迎えた。結果は Jフォルチ選手(No.7.左のPhoto)の2連勝。
2位のダンカン選手(No.21/右下のPhoto)を5秒離してのチエッカーは余裕の勝利といえそう。ポイントを39まで
伸ばしてチャンピオン争いに加わってきた。首位は相変わらずFカムシック選手。だが前半の連勝当事の勢いが消えて足踏み状態だ。残り2戦。
油断のできない闘いになってきた。対するワットレィ選手ととラグレィ選手は絶えずクラストップのポジションでゴールし確実に貯金している。
一見不公平なこのTGPルールは、実はフェアなルールだ。つまり、「往年のFー1をいかに戦える状態にできるか」がTGPの原点だから。Aクラス、
つまり1971以前のFー1でエントリーするドライバーにとってこのTGPルールがなかったらエントリーする意味すらなくなってしまう。ブラバムの
BT33やBT34 といった博物館でしか存在しないクルマをサーキットで走るまでにビルドアップするのは新車を作るより大変な作業だ、その対価とし
てクラス別のポイント制度は充分にリーズナブルだ。ただ、Cクラス=グランドエフェクトカーが市場に多く存在するという事実が現在の状況を形成しただけの話である。
というわけで、Fカムシック選手にはがんばって欲しいし、楽しんで欲しい。もし総合のチャンピオンになれなくても、各レースで優勝の美酒を浴びれば
充分、精神衛生上楽しいと僕は思います。
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