物語はカンボジアのゴルフクラブから始まる。 登場人物は通称:ゴルフ130(ワンサーティ)こと 東条英一郎とキャディの二人である。 何故、ワンサーティなのか、今はわからない。
前半の好調さはすっかり失せて、11番ホール12打(+8) 12番ホール12打(+7)と自己新記録どころではなくなってきた東条さん、さあ、13番ホールから巻き返しなるか?
前のホールの残像が消える間もなく迎える13番ホール。
わずか100ヤード足らずの池が倍の200ヤードに見える東条さん。
気を取り直して池に向かう東條さん。
全然ダメ!前のホールをそのまま引きずって”池”に向かったからどうしようもない。 もうこの際「鉄人28号」に なるしかない!!
♪〜敵にわたすな大事なリモコン〜♪というわけで、キャディには池に打ち込むボールの音しか聞こえない。
2つ池に入れて3打目が、津波のような大波を突っ切ってフェアウェイのど真ん中にナイスオン。そこからは180ヤードでグリーンに届く。3番アイアンで無心に打ったらキックがよくて見事にグリーンにナイスオン(7オン)!!!やれば出来るじゃない、東条さん。上がったら、ひと桁の9打で済んだことがまるで初心者のように嬉しくなってきた。さらに池に入れた2打を差し引けば(なかったら)、ボギー(5打=+1打)だと”たらレバ”を考え 出したから困ったもんだ……………。 さあ、次は14番ホール