![]() 躍進著しいタイとベトナム。その二国に挟まれて、何とな く生活してる感じが、カンボジアとラオス。 かっての東南アジアの最貧国を争ったこの二国が、最近では そうも侮れない存在になってきた。 ラオスは長い社会主義で、それなりに整ったインフラを活 かしながら、中国に後押しされるカタチで、自由経済に移行 してきた。それなりに経済力が着いてきたのだ。 一方のカンボジア。今や完全に資本主義の国に変わった。 一説には現在のカンボジアはバブル景気の真っ最中だとか。 利権を手にした一部の人間が土地に投資してるのがその理 由だ。日本が中心になって、未熟児に、あらゆる特効薬 を飲ませ、カタチばかりの幼児に育ててしまったため、親 離れが出来ない国になってしまった。現に、この国の首相 のやることは、諸外国から資金を集める事。ちょっと変で しょ、それって。 と言う訳で?カンボジアはTシャツすら自国で作れない国 なんです。安くて質の高いそれが、東西の2国からどんど ん入ってくるため、作る必要もない、という変な恵まれた 境遇になってしまったからです。 | ||||
![]() 1.これは首周りですが、とても正確に 縫製してあります。Tシャツというより トレ一ナ一の縫製方法とほとんど同じ。 値段が安くても、丈夫でなければ市場が 受け付けない。日本人のこだわりが、世 界の衣料品の品質を高めたと言われる所 以がタイ人にも浸透してきました。 、ハ、ェ。「アセフ蟯ソキヨ、マ32・イゥ`・ク」ィ」ア・、・・チオア、ソ、凜ゥ、ヌ、ケ。」 ![]() | ||||
![]() 2.袖とボデイの接合部です。がっしりと 縫いで仕 上げられています。思いきり引っ張っても大丈夫? そんなことで得するのは、夜の繁華街の客引きくらい。 少し前のアジア人だったら。どうしてそこまで強くす る必要があるか 理解できなかったでしょう。 150%の強さがあるから、着心地がいいと言う事を 彼等は衣類を通じて学んだですネ。 ![]() | ||||
![]() 3.これは袖の先端。 シャキッとしてますね。当たり前だけど、どうしても へなへな、となりやすい部分ですが、だからこそ存在感 があるように造る。この一種の営業センスが、モノづ くりに反映されるようになれば、かなりのとこまで来て ます。「なにげ にいいじゃないすか、このTシャツ。」 売り場からそんな会話が聞こえてきそうですね。 ![]() | ||||
![]() 4.最後にボデイのすそ。 肩の裾と同じくシャキッとした仕上が り。昔はズボンの中に仕舞われていた ボデイのすそも。今は外に出す事が 主流。その分、すそも厳(おろそ)か にできなくなった。もちろん、ここが いい加減な縫製だと、シャツ全体に響 くから、元々安易な縫い方は出来ない いうなれば、トリを締める重要部分だ そのあたりを心得た作りも、安心の理 由。 ![]() |